感情系(感情がコントロールしにくい)

「不安」「怒り」「悲しみ」など、私たち人は様々な場面で感情が湧いたり、感情に触れる場面がありますが、その感情に悩んでいる方はとても多いです。特に、自分自身に湧き上がるこれらの感情を抑え込もうとしたり、見ないようにしたり、否認してしまうと、処理されず残り続け、そのまま更に湧き上がる感情が蓄積され、いずれコントロールしきれない感情となってしまいます。そうなってしまうと、そのコントロールしきれない感情は心身や生活で下記のような悪影響の原因となります。

  • 身体系の不調として現れる
  • 社会的に非適応的な言動をしてしまう
  • 人間関係の悪化を繰り返してしまう
  • など

感情の処理が進まないことの悪影響は本当に様々でが、心理的なコツを掴んで頂くことで、感情の処理・コントロール・有効活用することができるようになっていきます。

心理的なコツの掴み方へのサポートは、お一人お一人の性格や特徴や直面されている問題が違いますので、心理カウンセリングという形でサポートさせて頂いておりますが、各感情別によくお聞きする悩みと、心理的なポイントをまとめてみましたので、ご参考ください。

不安がコントロールできない

  • 出かけるとき時間がかかってしまう…
  • 人に話しかけるとき言葉が出ない…
  • 行動しようと思っても行動しにくい…
  • 決断しようとしてもまた悩んでしまう…
  • など

不安とは、先々に起こりそうな自身にとって不利であったり危険につながりそうな出来事を、過去の体験から学習し、上手に対処するために事前に察知するようになった反応ともいえます。このように、適切な範囲での不安であれば、不安や心配を感じることは健康的な反応であると受容していくことで問題は解消されていきますが、不安がコントロールできない悩みをお持ちの方々のほとんどは適切な範囲を超えた不安に日々悩まされています。「言葉が出にくい」「行動に移しにくい」「決断しにくい」などの悩みは多く、そのほとんどの方に、自己肯定感や自尊感情の課題も持っています。これらの心理的課題に対してはカウンセリングでは、多くの場合幼児期などの子ども時代の親との関係性を振り返りながら、心理的仕組みや親からの影響をひとつひとつ紐解き、心を軽くしていきながら、現在の変化へつなげていきます。

カウンセリングペース目安期間
1週間~1ヶ月に1回づつ半年ごとに検討

怒りがコントロールできない

  • ついイライラしてしまう…
  • 不満や怒りが表情や行動に出てしまう…
  • つい相手に気持ちをぶつけてしまう…
  • など

怒りは、その状況に理不尽さを感じるときや、不当な扱いを受けたとき、裏切られたとき、嘘をつかれたとき、だまされたとき、など、、怒りは本当に様々な場面で湧き上がります。ですが、怒りがコントロールできない場合、その多くは別の感情が背景に潜んでいます。自分自身では怒りよりも扱いづらかったり、苦手に感じる「悲しみ」「寂しさ」「絶望感」「不安」など、様々な感情が、怒りがコントロールできない原因となりえます。怒りのコントロールへのステップでは、この怒りの背景にある感情へ目を向けることはとても重要であり、とても効果的です。人生は本当に色々ありますので、怒る場面も当然ありますし、そこには怒り以外の感情も存在していて当然です。カウンセリングでは、様々な怒りやコントロールしずらい場面を丁寧にお聞きしながら、その背景にある感情が、しっかり減るようサポートさせて頂きます。

カウンセリングペース目安期間
1週間~1ヶ月に1回づつ半年ごとに検討

悲しみ(涙)が減らない

  • なぜだが涙が溢れ出る…
  • 悲しみが無くならない…
  • 誰かのことが心に残り続けてつらい…
  • 死別後のつらさが続いている…
  • 過去の出来事を忘れられない…
  • など

悲しみは、体験した出来事、人との繋がり、大事な想い、肩書、評価、物、生き物、場所、などとの様々な別れを、心の中で整理整頓するための大事な感情です。ですが、悲しみが減らず、涙がふと湧き出る場合、この悲しみが大きすぎて、ご自身では扱いきれてない場合が多いです。カウンセリングで、あなたの悲しみを大切に聞かせて下さい。心の中で整理整頓ができるように、素敵な思い出は思い出として残して前へ歩めるように、お手伝いさせて頂ければと思います。

カウンセリングペース目安期間
1週間~2週間に1回づつ3ヶ月ごとに検討

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